この記事では、
- お子さんと武甲山に登るためのスニーカーはどれがいいか迷っている。
- 山歩きをするのにお子さんのスニーカー選びのポイントを知りたい。
という方に役に立つ情報になっています。
なぜこんなことをいっているかというと、理学療法士という職業柄、人の歩き方や靴、靴底の擦れ方などに目がいってしまうのですが、お子さんの足は成長が加速する成長期に、土台となる靴がどんなものだったか、ということは、その後の「健康」に大きな影響が出る可能性があるからです。
では、一般的に「キッズ」と呼ばれる年頃のお子さん(キッズとは、統一した定義はないらしいので今回の場合、山に登る体力を考えて「小学生」くらいと考えています。)がスニーカーで、埼玉県内にある日本二百名山の1つ「武甲山(ブコウサン)」に登るためには、どのメーカーのどのスニーカーがおすすめか、分かりやすく解説していきます。
※キッズ=小学生(6歳くらい〜12歳くらい)・・・靴サイズ 18cmくらい〜24cmくらい
※一般的な6歳以上の体力がある場合、武甲山登山は可能 ※武甲山一の鳥居と山頂を往復するコースを想定 ※キッズのラインがあるシューズ(アウトドア)メーカー、アーチサポートについての機能があるもの、普段も履けるもの、という3つの観点からできるだけ近いものを選んでみました。 |
武甲山にスニーカーで登る!キッズのおすすめスニーカー4選
ここでは「キッズ」を「小学生」と考え、山歩きに向いていそうなおすすめスニーカーを4つ選んでみました。それぞれのメーカーさんのこだわりポイントもご紹介していますので参考になれば嬉しいです。
キーン ビッグキッズ チャンドラーツーシーエヌエックス 20cm〜23.5cm(5サイズ)
キーンは、2003年にアメリカ オレゴン州ポートランドで設立されたシューズメーカーで、2011年に日本に進出して、今やアウトドアシューズの代表格といった具合です。 知らない人はいないメーカーではないかと思います。
そのキーンのキッズシューズラインもサイズ展開的に商品名の前に「ビッグキッズ」「リトルキッズ」という風についていますが、ご紹介する「チャンドラーツーシーエヌエックス」は20cm〜23.5cmの「ビッグキッズ」しか載せていませんが、この下の「リトルキッズ」は15〜19cm、そのまた下のサイズ展開もあるようです。
すごく好きなところであり、シューズを選ぶのに大事なポイントでもあるのですが、つま先の形状です!キーンのシューズは比較的丸みのある扇のような形状なんです。その為、靴の中で指が動きやすいです。足が靴の中で動いたり滑ったりするのはサイズが合っていない為、よくありませんが、サイズの合った靴を履いた上で、指が動くことは大事なポイントです。
また、この「チャンドラーツーシーエヌエックス(CHANDLER 2 CNX)」は、屈曲性とグリップ性の優れた素材であるTPRをアウトソールに使っているので、滑りにくい。そして、歩行時に足の指が曲がりやすい(母趾球と小趾球を結んだラインで曲がる)状態でないとキッズの自然な動きを妨げてします可能性があるので、硬すぎは禁物。その点、このシューズは期待できます。
通気性もよく、軽量で、外遊びに適した「チャンドラーツーシーエヌエックス(CHANDLER 2 CNX)」はここまででも十分おすすめ度高いですが、
もう一つ、ココです!!
アーチがサポートされているところです!
特徴・・・土踏まずの形状に立体成型されたアーチサポートが、中足部へのサポート性を向上・・・
キーンのサイトのコラムにこんな記事がありましたのでシェアしますね♪
「足育」専門家で、NPO法人日本足育プロジェクト協会理事長の玉島麻理さん↓ ↓この中で
アシックス GT−1000 11GS 20cm〜25cm
このアシックスのシューズは、ランニングシューズとして売り出されているシューズです。アシックスにはスポーツ工学研究所という「スポーツで培った知的技術により、質の高いライフスタイルを創造する」というビジョンを具現化する、アシックスの基幹を担う部門があります。スポーツと言ってもアスリートに限ったことではなく、もちろん一般の私たちにも快適に身に付けられる製品を作っている言わずも知れた老舗スポーツメーカーです。
そのアシックスのキッズ向けランニングシューズのラインでは、サイズ展開がPS(17cm〜22cm)とGS(20cm〜25cm)があるようですが、上に挙げた「GT-1000 11GS」は、後者のサイズ展開のものでひも靴です。ちなみに、PSはベルクロで締めるタイプになっています。
この「GT-1000 11」は、上の写真のように見た目は大人用のシューズと変わりませんが、こちらはキッズ専用トラス(型)を使って作っているので、キッズ向けのシューズです。
GT-1000 11は、活発に動き回るお子さまの足元をしっかりと支える設計です。LITETRUSSサポートシステムがミッドソールに搭載されており、足を前に運ぶ際の安定性を向上させます。また、E.V.A.ミッドソールとGELテクノロジーが、ソフトな履き心地と優れたクッション性を生み出します。キッズ専用のラストを採用しており、成長段階の子どもの足の特徴に合わせた設計となっています。ラバーのアウターソール、内側のアウターソールの巻き上げ、つま先部分のアリアンステッチなど、耐久性にも配慮しています。また、中敷つま先部にはサイズ確認の目安となるサイズチェッカーラインがプリントされています。
安定性とクッション性のあるミッドソールと滑りにくいゴム底のアウトソール、紐で調整するタイプなので、靴と足が一体化しやすいでしょう。
また、「こんな方におすすめ」というところを見ると、「プロネーション」について触れています。自分の足のタイプが分からないと選べないと思うので、できればアシックス直営店にいって足の採寸をしてもらった上で選んだ方がいいと思いますが、ざっくりいうと、走る時(歩く時)のかかとの着地からつま先での蹴り出しまでのタイプのこと。
アーチが低い扁平足の方は、「オーバープロネーション」と言って、接地の際にかかとが内側に傾く傾向があります。足の内側に負担がかかる傾向にあります。また、標準的なアーチの方は、「ニュートラル」と言います。
最近は扁平足のお子さんが多くなっていると聞きますので、この2つのタイプに向いたこの「GT-1000 11」をご紹介させていただきました。
他のシューズにも言えることですが、履くときは、紐を緩めて足を入れ、入れたらかかとに合わせて軽く「トントン」っとしてから、紐を足にフィットするように締め上げましょう。きつすぎても、ゆるすぎても足に良くありません。
モンベル パームランドジョガーkids16−21、22−25
登山のアイテムはここに行ったら間違いない!日本の老舗メーカーといえば、mont-bell(モンベル)。モンベルのキッズシューズのラインは、サイズ展開が「16−21」と「22−25」とあって、大きな違いは、ベルクロか紐という違いはあるので、違うデザインに見えるが、商品名は同じなのでサイズの違いだけなんだろうと考えて、両方上げさせていただきました。
サイズ展開の大きい方が、紐履の方で、よりシャープな印象を受ける。ベルクロは紐を結ぶのがまだ難しいキッズにとてもいいアイテムです。
武甲山はそれほど難易度が高い山ではない。晴れていれば、子供なら普段履いているシューズでも登れてしまうと思う。が、湿気のある雨上がりに落ち葉が多い時期などは葉っぱで滑ってしまったりすることも考えられる。大人も同様だが、大人より身軽なキッズは歩く速さが速くなってしまう子もいるかもしれない。ペースをコントロールできれば問題ないかもしれないが、早く歩いて、滑って尻餅をついた時の衝撃はその速さによって大きくなるだろう。
転ぶことばかり考えて歩くものイヤだけど、気をつけないと痛い目をみるので。
それを考えると、この「パームランドジョガーkids」はさすが登山メーカーが作ったシューズ!滑りにくいアウトソール「トレイルグリッパー」を採用。
また、運動時は代謝も良く汗をかきやすいキッズは、足が蒸れたりすると靴の中が不快感でいっぱいだが、蒸れにくく、そしてキッズにはとても大事「軽量」に作られている。
「パームランドジョガーkids」は、アーチのサポートについてのことが語られていなかったので、確認が必要だが、基本的にはインソールを別途購入して入れてあげた方がより履きやすくなるだろう。
(出典)モンベル公式オンラインショップより パームランドジョガーkids
ハイテック HKU11 アオラギWP 22cm〜31cm
このシューズは、キッズ用という訳ではないようなのだが、サイズ展開が多く、22cm〜31cmまであるようだし、アウトドアシューズとしての機能が揃っており、しっかりと試着をした時に、合うキッズがいたら、これも山歩きにはいいかもしれないと、ちょっとおまけ的に選んだものだ。(ハイテックさんごめんなさい。。)
アウトソールにはある程度の硬さがあり、かなり指先の方から紐がついているので、締め上げる時に足にフィットさせやすいと思う。
また、アウトドアにはありがたい、透湿防水性を備えているので、ちょっとの雨では問題なさそう。
そして、取り扱っている店舗がABC-MARTなど全国チェーンもあるので試着しやすそうであるが、どうしても近くにない!という方に朗報なのが、Amazon内に出店しているようなので、アレが使えるぞ!!
アレとは…
Amazon prime会員だけのサービスではあるが、私は何度も利用したことがあるので、本当に便利なサービスだと実感しています。
要は、オーダーして、家に届いて、試着して、
「これ買おう!」と思ったら手続きして購入!決済のタイミングはこの時。
もし合わなくて返す場合は、届いた時と同じように箱に入れて、付いている伝票と品物をヤマト運輸に持ち込むだけ。7日以内に。もちろん決済はないので、返して終わり。
サイズで迷ったり、カラーで迷ったり、店舗に行ったら、鏡を見てすぐ選べるが、店舗が無い場合、家に商品が届き店舗の如く自由に試着して選んで買えばいいのだ!
詳細は、Amazon公式サイトご覧になってくださいね♪
(参考)Amazon公式サイト Prime try before you buy
でも、Amazonで「アオラギWP」を買って履いてみて(室内で試着レベル)失敗したと思ったら返品無料だったりしますので、サイトをよくお読みになってキッズのためにあった靴を選んで欲しいです。
(出典)Amazon HI−TECストアより HKU11 AORAKI WP(アオラギWP)
武甲山にスニーカーで登る!キッズのためのスニーカー選びの5つのポイント
前述したスニーカーも、そのほかの靴も基本的には、このポイントを押さえて選びましょう!
- かかとの周りがしっかりとホールドできているか
- つま先はゆとりがあって指が動かせるか
- 足の甲に靴がしっかり密着しているか
- アウトソール(靴底)が指の付け根(母趾球と小趾球を結んだライン)でしっかり曲がるか
- 紐やベルクロを自分で締められるか
このポイントを押さえて定期的にサイズを測ってシューズを購入するようにしましょう。
また、それはこの事が前提になるのでこちらも押さえておきましょう。
- 子供の足は、1年に1cmくらい成長する(小学生〜)
- 子供の足は、発展途上(まだ骨が完全に出来上がっていません)
- 子供の足のアーチは、小学生前からどんどん発達する
- 子供の時の足の成長が、人生に影響する
最後の「人生に影響する」というところが最重要なところです!
かかとの周りがしっかりとホールドできているか
かかとがしっかりとホールドできるか、踵が倒れすぎないように支えられるか、靴のかかとの周りの部分で決まります。かかとの骨の成長を妨げないようにかかとの周りはしっかりしているある程度の硬さのあるものを選びましょう。かかとが倒れすぎてしまう(過回内:イラストの「ブカブカ」参照)場合、扁平足で、足だけでなく膝や股関節、さらに腰の方へを負担がかかっていってしまう可能性があります。そうなった時、人生に影響してきてしまうかもしれないので、子供の時の靴の選び方に将来の健康度がかかっていると言って言い過ぎではないと思います。
また、靴紐をわざと緩く閉めて脱ぎ履きがしやすくすることをキッズのうちにやってしまうと、これもまた扁平足を誘発することが考えられますし、かかとを潰して履くことは死んでいる靴を履いているのと同じです。靴のかかとは命です。
足の甲に靴がしっかり密着しているか
調節ができる紐、またはベルクロでしっかりと足と靴を密着させられるタイプがいいでしょう。スリッポンタイプだと履きやすく脱ぎやすいかもしれませんが、少し緩いサイズを選んでしまいがちですし、ジャストサイズを選んだとしてもサイドがゴムだったりするとすぐに緩くなってきてしましそうです。
つま先はゆとりがあって指が動かせるか
かかとがホールドされてしっかりと紐やベルクロを締めた時に、靴の中で足趾(そくし:足の指)が自由に動かせるかがとても大切です。足の筋肉がしっかりと動かすことで筋肉も骨も育ちます。つま先にゆとりがなく、ピッタリすぎると、血行も悪くなり、いいことがありませんね。つま先のゆとりは「捨て寸」といって、キッズだと、大体、1cmなかったら小さすぎると判断していいと思います。1cmを少し超え1.2cm位は必要ですね。
アウトソール(靴底)がゆびの付け根でしっかり曲がるか
歩くときには、かかとが接地して、体重が少し外側へ荷重し、そこから少し内側へ足趾の方へ体重が移っていき、足趾の付け根が曲がり(反って)から、今後は逆に伸ばす(曲げる)方に力を入れて蹴り出しています。その為、足趾の付け根(母趾球と小趾球を結んだライン)で靴が曲がらないと、うまく蹴り出すことができません。そうすると、これもまた筋肉がうまく働かなくなってしまいます。また、それだけでなく、足関節や膝関節にも負担がかかってくるでしょう。
靴の曲がる部分と、足趾の付け根の曲がる部分ができるだけ近いことが重要ですが、分かりづらいかもしれないので、注意深くみることが必要です。
紐やベルクロを自分で締まられるか
靴の履き方を考えた時、ベルクロなら適度な強さに締めて留められるか、また、紐靴なら適度に締めて結べるかが大事になります。
紐を結ぶというのは、大体6歳〜7歳くらいと言われているようですが、個人差が大きいようなですね。ただ、紐靴を履く機会は否が応でもやってくるので小学校に上がったらできるようにしていくとよさそうですね。キッズの方から紐靴がいいと、欲しい靴を主張して来るようならその時が覚えるタイミングでしょうね。
また、しっかりと締めることができないと、もし登下校の途中で解けてしまったとか、親御さんと離れている時に解けたままは危険ですのね。
そして、履き方について書きましたので、できればこうした方がいい!という脱ぎ方についてですが、「履く動作の反対」になるわけなので、紐を解き、ベロも含めて少しゆるくしてから靴から足を出す。っというのが理想です。が、実際はかかとをかかとで引っ掛けて脱いだり、かかととつま先と引っ掛けて脱いだりしてしまいがちです。
これはかかとの周り(ヒールカウンター)が潰れる原因にもなりますので、おすすめはしません。ヒールカウンターは「靴の命」だとも言われます。かかとを踏んで履くなどはもってのほかですね。健康について、自己管理としてキッズに教えていく事の一つだと思います。
まとめ
キーン(KEEN) | ![]() |
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アシックス(ASICS) | ![]() |
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モンベル(mont-bell) | ![]() |
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ハイテック(HI−TEC) | ![]() |
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それぞれのメーカーやシューズに特徴があり、なかなか選べませんでしたが、山にも登れて、普段も履けるスニーカーを探していて、私の好みも少しは入ったかもしれませんが、現状この4つがおすすめということで、参考になったら嬉しいです。
しっかり試着!試着の際には、ポイント5つをお忘れなく♪
では、楽しいスニーカー山歩きライフを!
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